観葉植物 リュウビンタイの特徴と育て方は?

リュウビンタイ 種類
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観葉植物 リュウビンタイの特徴と育て方は?

リュウビンタイは、スッと伸びる葉と株元のごつごつとした根茎が特徴的な観葉植物です。
耐陰性があり室内でも育てやすいため、インテリアグリーンとして人気があります。

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+特徴

リュウビンタイは、リュウビンタイ科リュウビンタイ属の品種で、日本南部や台湾、東南アジアを原産地とする大型のシダ植物です。
温暖な地域に自生しており、薄暗い森の中など湿潤な環境に生息しています。
自生地では1枚1枚の葉の長さが1~2m程度と大きく、鉢植えでも環境が合えばどんどん成長する丈夫な植物です。

日本でも九州などを中心に自生している品種ですが、現在は数が激減し絶滅の危機に瀕しています。

リュウビンタイは、株元にあるごつごつとした黒褐色の部分が特徴的で、見た目が竜の鱗のように見えることから「龍鬢帯」と名付けられました。
この黒褐色の岩のような部分はリュウビンタイの「根茎」にあたり、古くなって落ちた葉から形成されています。

茎を寒さや外敵から守るために発達したと言われており、根茎の間からゼンマイのような可愛らしい新芽を出すのが特徴です。

トロピカルな南国ムードが楽しめる葉、勇ましい根茎、可愛らしい新芽とさまざまな姿を楽しめるリュウビンタイですが、希少な品種なので一般的な店舗ではあまり流通していません。

園芸店やインターネットなど、珍しい品種を取り扱っている店舗で探すのがおすすめです。
希少な品種ですが、比較的丈夫で育てやすい性質をもつため、変わった植物を育ててみたい方はぜひ探してみてください。

+育て方

一年を通して、明るい日陰で管理するのがおすすめです。
直射日光は葉焼けの原因になるので適度に遮光できる場所で育ててください。

・春
直射日光があたらない、明るい場所で育てます。
室内で育てる場合は、レースカーテン越しの窓際などを選ぶと良いでしょう。
室外で育てる場合は、明るい日陰などを選んで直射日光があたらないようにしてください。

水やりは土の表面が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えますが、受け皿に水が溜まったままにならないように注意しましょう。
リュウビンタイは湿潤な環境を好むため、霧吹きなどで葉水を与えるのも効果的です。
肥料はあまり必要としませんが、与えた方が成長が早くなります。
与える場合は薄めた液体肥料などが良いでしょう。

・夏
室内・室外問わず育てられますが、直射日光には注意が必要です。
葉焼けをおこす原因になるため、適度に遮光できる明るい場所で育てましょう。
また、室内で育てる場合は冷房の風が直接あたらない場所に置いてください。

夏場は暑さで土が乾きやすいので、表面が乾いたら水やりをします。
日中の暑い時間帯に与えると鉢内が蒸れてしまうので、夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えてください。
また、葉水も合わせて行いましょう。

・秋
明るい場所で育てますが、直射日光には注意してください。
冬が近づくにつれて気温が15度を下回ると成長が緩慢になるため、状態をみながら水やりの回数を徐々に減らします。

・冬
寒さにはあまり強くないので、室内の明るい場所で管理するのが安心です。
目安としては気温が10度くらいから室内に移動させるようにしましょう。

明るい場所に置き、暖房などの風が直接あたらないようにしてください。
また、窓際などに置く場合は朝晩気温が下がりやすいので注意しましょう。
休眠期にあたるので水やりは控えめにし、土が完全に乾いてから数日空けて与えてください。
たくさん与えると土が乾きづらくなるので、様子を見ながらにしましょう。
肥料も必要ありません。

リュウビンタイ

+病気と害虫

リュウビンタイはハダニカイガラムシなどの害虫がつくことがあります。
発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。
数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。

葉水を定期的におこなうことで害虫がつくのを防いでくれる効果もあるので、水やりと合わせて忘れずおこないましょう。

+注意ポイント

リュウビンタイは直射日光を苦手とするので、室内であればレースカーテン越しの窓際、室外であれば明るい日陰で管理すると良いでしょう。
耐陰性はありますが、日照不足が続くと弱い株になってしまうため注意が必要です。
また、寒さには弱いので気温が10度を下回るようであれば室内で管理してください。

水やりは、春から秋の成長期には土が乾いたらたっぷりと与えてください。
反対に、冬場は休眠期に入るので乾燥気味にしましょう。
乾燥のしすぎや害虫の発生を防ぐためにも、葉水は定期的におこなってください。

+一般的な価格(販売価格)

リュウビンタイは希少な品種のため、インターネットなどを中心に3,000~5,000円程度で販売されています。
サイズが大きくなるとその分価格も上がり、1万円以上するものも珍しくありません。

希少で独特な雰囲気を醸し出すリュウビンタイ。
ぜひ、お部屋のインテリアグリーンに育ててみてください。

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