観葉植物 アカンサスの特徴と育て方は?

アカンサス 種類
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観葉植物 アカンサスの特徴と育て方は?

アカンサスは深く切れ込みが入った大きな葉と密集した花穂が美しい観葉植物です。
暑さにも寒さにも比較的強く、丈夫な性質を持つため、初心者の方にもおすすめの品種と言えます。

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+特徴

アカンサスはキツネノマゴ科ハアザミ属の品種で、原産地は地中海沿岸部です。
約20種類の品種が自生しており、中でもギリシャでは国花にも指定されるほど、人々に愛されています。
また、古代ギリシア・ローマ時代には、コリント式という建築様式に彫刻のモチーフとしてアカンサスの葉が用いられるなど、古くから親しまれている植物です。

アカンサスは切れ込みの入った大きな葉が特徴的ですが、6~9月頃にかけて咲く花も印象的で、たくさんの小さな花を穂状に付けます。
紫色の萼と白い花びらの色合いはとても美しく、見る人の心を引きつけます。

アカンサスは、ギリシャ語の「アカンソ=トゲ」に由来し、苞部分にトゲが生えていることから名付けられたようです。
イギリスでは、葉の形から「熊の手」などの別名で呼ばれることもあります。

20種類の品種が存在していますが、日本で一般的に流通しているのは「モリス」という品種で、「アカンサス=モリス」を指すことが多いです。

+育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
寒さが極端に厳しい地域でなければ、地植えも可能です。

・春
風通しが良く、明るい場所で育てます。
耐陰性もあるため室内でも育てられますが、葉の色艶・花付きを良くするためにも、しっかりと日光を取り込める場所で管理しましょう。

鉢植えで育てる場合、土が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えましょう。
水やり後は、受け皿に水が溜まったままにならないように注意してください。
地植えの場合は、乾燥した状態が長く続かなければ水やりの必要はありません。

肥料はなくても構いませんが、鉢植えの場合は緩効性肥料を与えると良いでしょう。

・夏
風通しが良く、明るい場所で育てましょう。
鉢植えで育てている場合、夏場に葉が枯れることもありますが、秋になれば新葉が出てくるので心配ありません。
休眠状態になっているため、水やりは控えめにしましょう。

・秋
風通しが良く明るい場所で育てます。
春と同様、成長期にあたり水を良く吸うため、土と葉の状態をこまめに確認してください。
地植えの場合も、極端に乾燥すると良くないので、雨が少ないようであれば水やりをしましょう。
鉢植えの場合は、緩効性肥料を与えてください。

・冬
風通しが良く明るい場所で育てます。
耐寒性もあるため室外で問題なく育てられますが、寒さが厳しい地域では防寒対策をした方が良いでしょう。
水やりは控えめにし、乾燥気味を保ってください。
肥料は必要ありません。

アカンサス

 

+病気と害虫

アカンサスは、丈夫なので病気の心配はほとんどありませんが、土の水はけが悪いと根腐れを起こすことがあります。

また、ネコブセンチュウという害虫が付くこともあるため、発見したらすぐに駆除するようにしましょう。

 

 

+注意ポイント

アカンサスは、耐暑性・耐寒性ともに強く、あまり手をかけなくても成長してくれます。
ただし、日照不足になると花付や葉色が悪くなる可能性もあるため注意しましょう。
また、乾燥した状態を好むため、水のやりすぎないようにしてください。
地植えの場合は雨水だけでも問題ないので、水やりの必要はありません。

アカンサスはサイズが大きくなるため、可能であれば鉢植えではなく庭などに地植えしましょう。
地植えの方がのびのびと、よりきれいに成長してくれます。

+一般的な価格(販売価格)

アカンサスはサイズや品種によって価格が変わります。
一般的な品種の小さいサイズであれば、500~2,000円程度で購入可能です。
大きい株や珍しい株は5,000円~と価格が上がるため、好みのサイズ・品種から選んでみてください。

手入れをあまりしなくても丈夫で育てやすいアカンサス。
魅力的な花と印象的な葉を、ぜひご自宅でも体感してみてください。

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