観葉植物 シュロチクの特徴と育て方は?

シュロチク 種類
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観葉植物 シュロチクの特徴と育て方は?

シュロチクは、細長くてつやのある緑色の葉が美しい観葉植物です。
室内でも育てやすく丈夫な性質をもつため、初心者の方にも人気があります。

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+特徴

シュロチクは、ヤシ科ラピス属の品種で原産地は中国南部から南西部です。
ヤシ科のシュロに見た目が似ていることから、シュロチクと呼ばれています。
漢字では「棕櫚竹」と書き、竹という字が入っていることから竹の仲間だと思われがちですが、ヤシ科の品種です。

「緑の宝石」と別名があるくらいつやのあるきれいな緑色の葉が特徴で、和風のお部屋にも合う美しい見た目をしています。
暖かい場所など環境が合えばどんどん成長し、自生地では5m程度になるものもありますが、観葉植物として流通しているものは2m以下のものがほとんどです。

寒さに強い性質をもち、日陰でも育つ耐陰性があるので、どんな環境でも比較的丈夫に育てられます。
見た目の美しさからインテリアグリーンとしても人気で、サイズの大きなものはお店などに飾られていたりと親しまれている観葉植物です。

+育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
室内・室外問わず育てられますが、直射日光は葉焼けの原因になるので適度に遮光できる場所で育ててください。

・春
風通しが良く、明るい場所で育てます。
室内で育てる場合は、レースカーテン越しの窓際などを選ぶと良いでしょう。
室外の場合は、明るい日陰などを選んで直射日光があたらないようにしてください。

水やりは土が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えますが、受け皿に水が溜まったままにならないように注意しましょう。
乾燥を苦手とするので、水切れしないようにしてください。
特に、15度以上の気温になると成長スピードが上がり、水をたくさん必要とします。

肥料は薄めた液体肥料か置き型の化成肥料を与えましょう。
葉先が枯れてくる場合は、根が詰まって水をきちんと吸収できていない可能性があります。
様子を見ながら2~3年に1度は植え替えをするのがおすすめです。

・夏
風通しの良い場所で育てますが、直射日光は葉焼けの原因になるため注意が必要です。
室内であればレースカーテン越しの窓際など、直射日光と冷房の風が直接あたらない場所を選びましょう。
室外であれば明るい日陰で育てて、日光のあたり具合はしっかり確認してください。
また、遮光ネットなどを活用して、適度に遮光しても良いです。

夏場は暑さで水が乾きやすいので、土の表面が乾いたら水やりをします。
日中の暑い時間帯に与えると鉢内が蒸れてしまうので、夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えてください。

・秋
風通しが良く明るい場所で育てますが、直射日光には注意しましょう。
冬が近づくにつれて気温が下がってくると休眠期に入るので、状態を見ながら水やりの回数を徐々に減らしてください。

・冬
風通しと日当たりの良い場所で育てます。
寒さに比較的強い性質をもちますが、0度を下回ると枯れてしまう可能性があるので室内で管理するのが安心です。
室内の明るい場所に置き、暖房などの風が直接あたらないようにしましょう。
休眠期にあたるので水やりは控えめにし、土が完全に乾いてから2~3日あけて与えてください。
たくさん与えると土が乾きづらくなるので、様子を見ながらにしましょう。

シュロチク

 

 

 

+病気と害虫

シュロチクはハダニアブラムシ、カイガラムシなどの害虫がつくことがあります。
特に室外で育てていると害虫がつきやすいので、発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。
数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。
葉水を定期的におこなうことで害虫がつくのを防いでくれる効果もあるので、水やりと合わせておこないましょう。

 

+注意ポイント

シュロチクは丈夫で育てやすい品種ですが、直射日光を苦手とするので注意してください。
室内であればレースカーテン越しの窓際、室外であれば明るい日陰で管理すると良いでしょう。

耐陰性があるため1年を通して室内で管理できますが、全く光がない場所では育てられないため適度に明るい場所で管理してください。

乾燥を苦手とするので、春から秋は土が乾いたらたっぷりと水やりをします。
冬場は休眠期に入るので、乾燥気味にしましょう。
乾燥のしすぎや害虫の発生を防ぐためにも、葉水は定期的におこなってください。

+一般的な価格(販売価格)

シュロチクはサイズによって価格が変わり、1m未満のものは1万円前後、2m近いサイズのものは3~5万円程度と高額です。
また、葉に斑が入っている品種は値段がさらに上がり、オークションなどでは高値で取引されることもあります。

サイズが大きくなるのと比例して値段も上がるので、好みのサイズや飾りたい場所などに合わせて選ぶと良いでしょう。

つやのある緑色の葉が美しいシュロチク。
お部屋のインテリアグリーンにぜひ育ててみてください。

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