球根植物 オーニソガラムの特徴と育て方は?

オーニソガラム 球根植物
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球根植物 オーニソガラムの特徴と育て方は?

オーニソガラムは白い星型の小さな花をいくつも付ける球根植物です。
可憐な見た目の割に比較的育てやすく、花壇などに地植をして楽しむこともできます。

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+特徴

オーニソガラムは、キジカクシ科オーニソガラム属の品種で、原産地はヨーロッパやアジア、南アフリカなどです。
原産地によって特性が変わり、ヨーロッパやアジア原産のオーニソガラムは「耐寒性種」、南アフリカ原産のオーニソガラムは「半耐寒性種」となります。

日本では、キリスト誕生の夜に光り輝いた「ベツレヘムの星」にたとえられている「ウムベラータム」や、丸い花びらと芳香がある「アラビカム」、白い星形の小花をたくさん付ける「シルソイデス」などが有名です。
この3品種の中で、ウムベラータムとアラビカムは耐寒性種、シルソイデスは半耐寒性種に分類されます。

オーニソガラムは、原種だけでも180種類程度の品種があり、多くの園芸品種も存在するのが特徴です。
かつてはあまり知られていない品種でしたが、最近ではアレンジメント用に使用したり、白い花をウエディングフラワーとして使用するなど、人気が高まっています。

可憐な見た目の割に比較的育てやすく、初心者の方でもポイントを抑えれば問題なく育てられます。
ただし、耐寒性種と半耐寒性種では、育て方が少し異なるため、品種ごとの特徴を理解する必要があるでしょう。

+育て方

オーニソガラムを育てる際は、球根を購入するのが一般的です。
種も販売されていますが、発芽までにかなりの時間がかかってしまうため球根の方が良いでしょう。
水はけと通気性の良い土を使用して育ててください。

・春
夏に花を咲かせる品種は、春のうちに植え付けを行います。
鉢植え・地植え問わず育てられますが、風通しと日当たりの良い場所を選ぶようにしましょう。

鉢植えにしている場合、土が乾いたら底穴から流れ出るくらいたっぷり水を与えますが、湿った状態が長く続くと球根が腐ってしまう可能性があります。
必ず土が乾いていることを確認し、与えすぎには注意してください。
水やり後は、受け皿に水が溜まったままにならないようにしましょう。
地植えの場合、雨が長期間降っていない場合を除き、基本的に水やりは不要です。

鉢植え・地植えどちらも、雨が続く場合は、雨水がかからないように対策してください。
肥料はあまり必要としませんが、植え付けの際に元肥を施すと良いでしょう。

・夏
夏に花が咲く品種は、7~8月に開花するため、日光をしっかりとあてるようにしましょう。
日光があたらない場所では、開花しない可能性もあるため注意が必要です。
花が咲き終わったら、球根に養分を蓄えるためにも、きちんと摘み取ってください。

水やりは春と同様、乾燥気味を保ってください。
ただし、夏場は暑さで土が乾きやすいため、状態をこまめに確認しましょう。
梅雨時期は雨がかかりすぎないようにしてください。

秋に植えつけて春に開花する品種に関しては、夏から秋が休眠期にあたるため(6~10月頃)の水やりは不要です。

・秋
風通しが良く明るい場所で育てます。
春・夏と同様、水やりは土が乾いたら行いますが、乾燥気味を心がけましょう。
夏に花が咲き終わった品種は、花を摘み取ってください。
葉や茎はそのままで問題ありません。

また、春に開花する品種は徐々に水やりを始めていきましょう。

・冬
風通しが良く明るい場所で育てます。
耐寒性種・半耐寒性種それぞれで冬場の育て方は変わるため、注意が必要です。
とくに、半耐寒性種は対策を行わなければ株が凍ってしまう可能性もあるため、鉢植えは室内に移動させたり、地植えは防寒のトンネルを付けるなどの対策を行いましょう。

冬は寒さで土が乾きづらくなるため、水やりは控えめにしてください。

オーニソガラム

 

 

+病気と害虫

オーニソガラムは、丈夫な性質を持つため病気の心配はあまりありませんが、日当たり・風通しの悪い場所で育てる場合、葉枯病・菌糸病になる可能性があります。
どちらも、花の見た目を損なうため、育てる場所に注意しましょう。

また、アブラムシが付くこともあります。
発見したらすぐに駆除してください。

+注意ポイント

オーニソガラムは丈夫な性質を持ちますが、日光をしっかりとあてていなければ開花しない可能性もあります。
また、風通しの悪い環境では、病気を発症することもあるので注意しましょう。
育てる場所は、風通しと日当たりの良い場所を選んでください。

水やりは、土が完全に乾いてから行います。
湿気を嫌うため、基本的に乾燥気味を保ってください。
とくに、冬場は土が乾きづらいため、注意が必要です。
半耐寒性種は、冬場は室内で管理するか、防寒対策をしっかりと行いましょう。

+一般的な価格(販売価格)

オーニソガラムは品種によって価格は変わりますが、一般的な品種の場合は球根1個につき100円前後で購入可能です。
10個程度をまとめて販売されていることも多いため、植える場所などから必要数を購入してみてください。

 

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