観葉植物 アナナス・ブラクテアツス(レッドパイナップル)の特徴と育て方は?

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観葉植物 アナナス・ブラクテアツス(レッドパイナップル)の特徴と育て方は?

アナナス・ブラクテアツスは、別名「レッドパイナップル」とあるように、パイナップルに似た赤色の果実をつける観葉植物です。
葉は細長くスタイリッシュで、お部屋をトロピカルな印象にしてくれます。

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+特徴

アナナス・ブラクテアツスは、パイナップル科アナナス属の品種で、原産地は南アメリカです。
一般的に食用として流通している「パイナップル(Ananas comosus)」と同じアナナス属で、上手く育てればパイナップルによく似た形の赤い実を付けます。

本来は観賞用として栽培されるアナナス・ブラクテアツスですが、実は食用として食べることも可能です。
一般的なパイナップルに比べると種が多いので、少し食べづらいかもしれませんが、自分でパイナップルを収穫できるのは魅力的と言えます。
赤い実の見た目から、別名には「レッドパイナップル」という名前が付けられているのが特徴です。

すっと伸びる細長い葉は肉厚で、大きく成長すると長さ1m程度にまでなります。
縁に沿って白や黄色の斑が入っていたり、赤い縁取りがされていたりと、葉の見た目も楽しめる品種です。
ただし、葉の先は鋭く尖っており、縁には細かいトゲがたくさんついています。
小さなお子様やペットがいるご家庭では、手の届かない場所で育てるようにしましょう。
室内で育てる場合など危険に思う場合は、事前にトゲ部分をカットしておくのがおすすめです。

+育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
日光を好む性質があり、直射日光にあてても問題ありません。

・春
風通しが良く、明るい場所で育てます。
葉の色艶を良くしたり、実を付けるためにも、日光がしっかりとあたる場所で育てるのがおすすめです。
室内でも育てられますが、窓際などの日光を取り込める場所を選んでください。

アナナス・ブラクタアツスは、葉から養分や水分を吸収するため、水やりは真上から与えるようにしましょう。
株元部分は「葉筒」とよばれる筒状になっているため、筒の中に水が溜まるように与えてください。

・夏
風通しが良く、明るい場所で育てます。
直射日光にあてても問題ないため、しっかりと日光をあててください。
日光をあてればあてるほど、葉の斑がきれいに発色してくれます。

春と同様、水やりは葉筒に水が溜まるように与えてください。
基本的に、水やりの回数は控えめにし、葉筒に水が溜まっていれば問題ありません。

・秋
風通しが良く明るい場所で育てます。
春・夏と同様、葉の上から水を与えて葉筒に水を溜めてください。
冬が近づくにつれて気温が下がってきたら、水やりの回数を徐々に減らしていきましょう。

肥料は基本的に必要ありませんが、秋は生育期にあたるため、薄めた液体肥料を与えても良いです。

・冬
風通しが良く明るい場所で育てます。
熱帯地域に生息する品種で、寒さには弱いため、室内で管理する方が安心です。
暖房の風が直接あたらない、明るい場所で育ててください。

冬は寒さで葉筒内の水が凍ってしまう可能性もあるため、溜めないようにしましょう。
水やり後は、葉筒内の水は流すようにしてください。
たくさん与えると、株が傷んだり上手く越冬できないこともあるため、基本的に乾燥気味を保ちましょう。

+病気と害虫

アナナス・ブラクテアツスは、病害虫に強いため、特別心配する必要はありません。
ただし、冬場に水をたくさん与えたり、葉筒の水をそのままにしてしまうと、葉が傷んで枯れてしまう可能性もあるため注意しましょう。

 

 

+注意ポイント

アナナス・ブラクテアツスは日光を好む性質をもち、直射日光にあてても問題ありません。
むしろ、日光をあてればあてるほど丈夫で美しい株に育つため、日照不足にならないように注意しましょう。

寒さには弱いため、冬場は暖房の風などが直接あたらない、明るい場所で管理してください。

水やりは、葉筒に水が溜まるように、葉の真上から与えます。
基本的に、葉筒に水が溜まっていれば水やりの必要はないため、月1~2回程度を目安にしましょう。
ただし、冬場は寒さで葉筒内の水が凍ってしまう可能性があるため、水やり後は水を流してください。
基本的に、1年を通して乾燥気味を保ちましょう。

斑入りの爽やかな葉と赤い実でトロピカルな雰囲気を楽しめる、アナナス・ブラクテアツス。
ぜひ、大切に育てながら、実を収穫してみてください。

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