観葉植物 旅人の木の特徴と育て方は?

旅人の木 種類
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観葉植物 旅人の木の特徴と育て方は?

旅人の木は、淡い緑色の大きな葉をもつ観葉植物です。
一般的な店舗ではあまり出回っていない希少な品種で、トロピカルな雰囲気から人気があります。

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+特徴

旅人の木は、バショウ科タビビトノキ属の品種で、マダガスカルを原産地とします。
原産地では、大きく育つと20m程度の大きさになり、世界で最も大きな葉をもつ植物の一つと言われているのが特徴です。
成長すると扇のような姿になることから、「扇芭蕉(オオギバショウ)」という別名もあります。
「旅人の木」という独特な名前は、南向きに開いた扇状の葉を見て、旅人が方角を確かめるために利用したことに由来するそうです。
また、旅人が木の葉を切って出てきた樹液を飲んで、喉を潤したという説もあります。

旅人の木は上手く育てると葉や茎に似た色の花を咲かせ、花の後にはバナナに似た実を付けます。
実が熟すとコバルトブルーの膜に覆われた美しい種ができ、「種子の宝石」と呼ばれるほど希少です。
種を蒔くと新たに栽培も可能ですが、見た目の美しさから観賞用としても用いられています。

自生地では大きく育つ旅人の木ですが、観葉植物として室内で育てる株はそこまで大きくなりません。
風水では「無駄遣いを防いで金運をアップする植物」とも言われているため、プレゼントなどにもおすすめです。
明るい緑色の葉と、トロピカルな雰囲気で、お部屋をぱっと明るくしてくれます。

+育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
耐陰性もあるため室内で育てられますが、適度に日光をあてた方が丈夫に育ちます。

 

・春

風通しが良く、明るい場所で育てます。
耐陰性があるため、室内でも問題なく育てられますが、窓際など日光を取り込める場所を選んでください。
室外で育てる場合は、明るい日陰がおすすめです。

水やりは、土が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷりと与えます。
水やり後は、受け皿に水が溜まったままにならないように注意しましょう。
春は成長期にあたるため、水は多めに与えてください。

肥料は、春と秋に緩効性化成肥料や液体肥料を与えるのがおすすめです。

・夏
風通しが良く、明るい場所で育てます。
室内で育てる場合は窓際、室外で育てる場合は適度に遮光できる場所が良いでしょう。
日光が強すぎると葉焼けをおこす可能性もあるため、株の状態をよく確認しておいてください。

夏場も土が乾いたらたっぷりと水やりをしますが、日中の暑い時間帯に与えると鉢内が蒸れてしまうので、夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えてください。

・秋
風通しが良く、明るい場所で育てます。
冬が近づくにつれて気温が下がってくると休眠期に入るため、状態をみながら水やりの回数を徐々に減らしてください。
肥料は緩効性化成肥料や液体肥料を与えますが、水やりと同様に気温が下がってきたら与えるのをやめましょう。

・冬
風通しが良く明るい場所で育てます。
耐寒性はあまりないため、室内で育てるのがおすすめです。
10度を下回る環境では、株が傷んでしまう可能性もあるため注意しましょう。

休眠期にあたるので水やりは控えめに、土が乾いてから数日開けて与えてください。
たくさん与えると土が乾きづらくなるので、様子を見ながらにしましょう。
また、肥料も必要ありません。

旅人の木

+病気と害虫

旅人の木は病気に強いため、特別心配はありません。
ただし、ハダニカイガラムシなどの害虫がつくこともあるため、発見したらすぐに駆除してください。
ピンセットなどで駆除したり、数が多い場合は市販の殺虫剤などを使用するのもおすすめです。

 

+注意ポイント

旅人の木は、室内・室外問わず育てられますが、丈夫な株に育てるためにも明るい環境に置いてください。
室内であれば窓際、室外であれば明るい日陰がおすすめです。
室内で育てている株は、強い日光をあてると葉焼けを起こす可能性もあるため、室外に移動させる場合は徐々に慣らせるようにしてください。

耐寒性は弱いため、冬場は室内の暖かい場所で育てるようにしましょう。
暖房の風などが直接あたらない、明るい場所を選んでください。

水やりは、土の表面が乾いたら底穴から水が流れ出す程度にたっぷりと与えましょう。
ただし、受け皿などに水が溜まったままにならないようにしてください。
また、冬場は休眠期にあたるため、乾燥気味を保ちましょう。

+一般的な価格(販売価格)

旅人の木はサイズによって価格が大きく変わり、ポット苗程度の小さいサイズであれば1,000~2,000円程度で購入可能です。
大きいサイズになると1万円を超えることも珍しくありません。
また、ネットなどでは、コバルトブルーの種の状態でも販売されています。
時間をかけてゆっくりと育てたい方は、種から育てるのもおすすめです。

明るい緑色の大きな葉がトロピカルな雰囲気を演出してくれる旅人の木。
部屋のインテリアグリーンとして育ててみてはいかがでしょうか。

 

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