観葉植物 バオバブの特徴と育て方は?

バオバブ 種類
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観葉植物 バオバブの特徴と育て方は?

バオバブは、植物にあまり詳しくない方でも1度は名前を聞いたことがあるというような有名な観葉植物です。
成長速度はゆっくりですが、どっしりとした姿が独特でインテリアグリーンとしても人気を集めています。

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特徴

バオバブはアオイ科バオバブ属の品種で、原産地はアフリカやマダガスカル、オーストラリアです。
太い幹の上部だけに枝や葉がついており、木を引き抜いて逆さまにしたような見た目から「さかさまの木」という別名があります。
日本では自生していませんが、有名な小説「星の王子さま」の中でバオバブの木が出てきたことで名前だけは聞いたことがある方も多いでしょう。

成長がゆっくりなので日本で流通しているものはあまり大きくありませんが、原産地では幹の周囲が数メートル、樹高も10mを超えるようなものが自生しています。
世界で一番大きなバオバブの木は南アフリカに自生しており、幹の周囲はなんと47mもあるそうです。
樹齢も推定で6000年を超えており、現在は幹の内部の空洞を利用してバーが作られています。

観葉植物として一般的に流通しているものの多くは「アフリカ・バオバブ」という品種です。
発芽後10年を超えてくると、もともとの細い幹部分が少しずつ肥大化してずっしりと太くなります。
自生地ほど幹は太くなりませんが、インテリアグリーンとしても人気です。

育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
寒さは苦手とするので、冬場の管理には注意が必要です。

・春
風通しと日当たりの良い場所で育てます。
日光を好むので室外で育てるのがおすすめですが、室内でも明るい場所であれば問題ありません。
室内で育てる場合は、窓際などの日光をしっかり取り込める場所を選んで置きましょう。

水やりは土が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えますが、受け皿に水が溜まったままにならないように注意しててください。

肥料はあまり必要としませんが、成長を早める効果があるので薄めた液体肥料や置き型の化成肥料を少量与えてても良いでしょう。

・夏
風通しと日当たりの良い場所で育てますが、直射日光にあてないように注意が必要です。
室内で育てる場合は直射日光や西日があたらない明るい場所に置き、冷房の風が直接あたらないようにしましょう。
室外で育てる場合は明るい日陰を選んでください。

夏場は暑さで乾燥しすいので、水やりと合わせて葉水をおこなうのがおすすめです。
暑さで鉢内が蒸れるのを防ぐためにも、水やりは夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えましょう。

・秋
春と同様に、風通しと日当たりの良い場所で育てます。
夏の強い日差しが落ち着いてきたら、徐々に日光をあてていきましょう。
冬が近づくにつれて気温が下がってくると休眠期に入るので、状態をみながら水やりの回数を徐々に減らしてください。

・冬
風通しと日当たりの良い場所で育てますが、寒さには弱いので室内で管理しましょう。
気温が10度を下回ると枯れてしまう可能性があるので、室内でも窓際など冷えやすい場所に置く場合は注意してください。
休眠期にあたるので水やりは控えめにし、乾燥気味に管理してください。
たくさん与えると土が乾きづらくなるので、様子を見ながら与えましょう。

バオバブ

 

 

病気と害虫

バオバブはハダニアブラムシカイガラムシなどの害虫がつくことがあります。
特に室外で育てていると害虫がつきやすいので、発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。

定期的に葉水をおこなうことで害虫がつくのを防げるので、忘れずにおこなうようにしましょう。

 

注意ポイント

バオバブは比較的育てやすい品種ですが、寒さを苦手とするので冬場は室内で管理してください。
春から秋はしっかりと日光が当たる場所におきましょう。
直射日光は長時間あたると葉焼けをおこして傷んでしまうので注意が必要です。

春と秋の水やりは土が乾いたらたっぷりと与えますが、夏場は鉢内が蒸れてしまうので夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えてください。
冬場はたくさん与えると土が乾かないので、控えめにしましょう。

一般的な価格(販売価格)

バオバブはサイズによって価格が変わりますが、園芸店やなどで流通しているものは数千円~1万円以内で購入可能です。
大きいものや、幹がしっかりしているものは価格が上がり、5万円以上するものも珍しくありません。

珍しく見た目のインテリアグリーンとしても人気のバオバブ。
時間をかけてゆっくりと育ててみませんか。

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